オリコン 判決概要

http://xtc.bz/file/oricon-tisai.pdf


気になるところなど
・応訴の弁護費用で100万。
AERAの件ぬきでもサイゾーのコメントだけで5000万円は下らない名誉毀損という請求。
・名前のある取材もある。提訴後の取材は信用できない、など。
こういうのもある

ソニー・ミュージックエンターテイメントの元社長である丸山は、「My News Japan」の取材に対し、レコード会社が原告の音楽ヒットチャートの順位を操作する手法としてレコード等の大量購入を行っていた旨述べた。

・会社員らが誰なのか明らかであっても、そもそもレコード会社のカラ予約が事実でもそれがすぐにオリコンが予約枚数をカウントしている証拠にはならない。
・広野に対する取材での「予約もカウント」発言の裏づけできない。
(録音しないとだめかね。)
・それぞれの取材について一応検証はしている。だいたい「証拠として不十分」で「取材結果が正しいとしても」「予約をカウントしていることの根拠とはならない」という流れ。
・B店の取材結果「未入金の予約をカウント」について、この店は演歌の1位から10位までの報告だから影響は小さいし、ほかの取材結果では逆に「入金なしでは報告に入れてない」という例が多いという結論。
・津田の取材対象の元従業員のはなしはPOS普及以前の平成元年ころの話でサイゾーの件での根拠としては不十分。
・丸山の話には具体的な店名や数がない、操作しようにもその70年代80年代当時の協力店も不明であったし操作されたならオリコンが「異常な大量購入のデータを正常なものへと修正するのも当然」と指摘。
(これはなんだか唐突に出てきた気がするがオリコン寄り過ぎないか)
サイゾーはそれほどヒットチャート産業に影響力はないしオリコンも自サイトで反論可能かつ実際にして名誉回復できているので損害は100万円が妥当で謝罪広告も必要ない。
名誉毀損では請求が高額に設定されるのは普通で問題なし。
・一般に訴訟には事前交渉義務なし。


事実認識については
レコード会社は大量購入したかもしれないレコード店は予約カウントしたところもあるかもしれない、でも信用ある老舗オリコンはその程度は当然修正できるだろう。もっと信頼できる証拠を持ってきなさい。
というところか。