ビートルズ生演奏で著作権軽視、バー経営者に有罪 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070123i401.htm


課金計算方法が適切かどうかをちゃんと争ってもらいたい。
ほとんどはショパンなどじゃないかと想像。
客がいようがいまいが席数で計算だし、演奏曲目データもちゃんととってなさそう。
どうやってJASRACの関わる権利曲の比率を算出したのか。
それで集金して、じゃあそのお金は誰に配分されるのか。
集金先にも配分先にも明細が明らかでない状態は違法ではないのか。


席数で算出し、極端な話、客が0だろうが満席だろうが同じ金額。
それは一体なんに対するお金か。著作権者を守るとかはどこかに忘れてる。
適正なお金なら払うほうも納得するだろうし、貰う方も自転車操業の店とぼったくりの店から同じように取ろうとも思わないんじゃなかろうか。JASRACを通した時点でその辺のことはすっ飛んでしまう。ビートルズなんて個別に直接JASRAC通したわけでもない。仕方ないとはいえ納得はいかない現状。
ビートルズ著作権料ってどこへいくんだっけ)


この手の記事のたび「人じゃなくて席から金とるのかよ」となんだかむしゃくしゃ同じことを考える。
そして経営者は演奏者と客のかわりに支払うのだし経営者ひとりがぼったくったかの印象を与える見出しもどうなのか、もちろん責任はあるんだけれど。生演奏でぼろ儲けなんて話も聞かないし、じゃあそういうところからの徴収を強化する一環だとしてもそれでそういう店が減って誰が得をするのか。
生演奏なんてしなくていい、ビートルズのCD買えよってことか?
しかしCD聴くのとは需要が違うよな。
こういうビジネスと文化と権利とJASRACやレコード会社含むシステムの問題がごちゃごちゃしてて考えてても面白くないことになる、司法とか入ってくるとさらに。裁判なんて通さなくてももっといい解決策あるだろう。
なによりファンとアーチストはたいてい蚊帳の外だ。何のための著作権


ショパンなどの演奏が売りの店でビートルズをリクエストというくだりも良く分からない、記事としてわかりやすくということか。もっとマイナーな曲もあるだろう。(それとも証拠とるためにJASRACほうめんのサクラが、、)なんにせよそういうリクエストに即座に応えるピアニストはそれなりに技量もあるわけだし、権利についても知らないスタッフばかりではないだろうし。


ショパンも弾けて客のリクエストにも即座に応えるレベルのピアニストならそれなりの報酬で雇うだろう。店としては積極的ではないけど客のわがままは黙認して引き受けるというイメージ。だったらそれは客と演奏者の取引というかんじで追加料金払ってもらうしかないか。面倒だね。料金を一律値上げか。ビートルズは弾けませんと断るか。つまらない世の中だ。こういうのはビートルズあたりの曲にはお金は届いても一年に一回位のリクエストの曲には届かなそうだ。そちらのほうがお金を必要としていそうなのに。


判決によると、豊田被告は昨年8月9日と9月20日、東京都練馬区の飲食店で、同協会が著作権を持つビートルズなどの計33曲を無許可でピアニストに演奏させ、著作権を侵害した。
http://www.sankei.co.jp/shakai/jiken/070122/jkn070122012.htm

こちらはちょっと具体的。判決てどこかにあるのかな。
抜き打ちで二回調べたということか。守りが甘い点は否めないが。んー闘うならもうちょっとちゃんとせんとな。
しかも仮処分のあとだし。やんちゃというかなんというか。

 有罪判決を受けたのは、東京都練馬区で「ビストロ・ド・シティ」を経営する豊田昌生被告(73)。クラシック好きが高じ1981年、ピアノの生演奏を聴かせるバーを開店。地元の音大生をアルバイトに雇い、週に数回程度、ショパンなどの名曲を演奏させた。


 「ビートルズも弾いてよ」。客のリクエストに軽い気持ちで応じ、ビートルズビリー・ジョエルなどの曲も披露するようになったが、当時は違法演奏と思っていなかった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070123-00000401-yom-soci