Moessbauer分光器、回復

オポチュニティの火星での二日目、科学機器のチェックは良好。地球との直接交信への重要な作業をこなした。


火星22日目のスピリットは、技術者がメモリーの問題を修理するための戦略を立てるのに必要となる情報を送信させる命令に従った。

地球で今朝、科学者たちは、オポチュニティからの高解像度のカラー映像(オポチュニティの周辺)の「ポストカード」に驚いた。
パノラマカメラからの24コマのモザイク写真は
ローバーのいるクレーターの端まで、その細部を見せている。


ジム・ベル(ふたつの探査車のパノラマカメラ担当の主任科学者)「非常に壮観。」
「地質学者にとって素晴らしい場所になるだろう」


暗い土、ローバーの転がった跡、剥き出しの床岩(今いる、20メートルのクレーターの内側)。
火星三日目(それは今日の12:01 p.m. PSTに始まる)にはその360度パノラマ写真撮影を取り終えるだろう。
ジャッキー・リラ「そしてもうひとつの三日目の大きなステップはハイゲインアンテナを使うこと。」昨日はそのためにパノラマカメラで太陽の位置を確認した。これで地球に向けるアンテナを操作できる。


ジム・エリクソン「着実に前進をしている。」
まだ地面に降りる最初のシナリオが出来るには一週間以上かかる。


ロボットアームの3つの認識機器(岩と土壌を接近調査する)をテストし終わった。
顕微鏡、α線x線分光器(どんな元素があるか調べる)、そして鉄を含む鉱物を確認するためのMoessbauer分光器。
ローバー科学機器担当の主任調査員スティーブ・スクワイアー「嬉しいことに、すべて正常に動いている。」


スクワーアーはとくに、Moessbauer分光器についてずっと心配していた。火星への途上でのテストではその較正システムが思うように機能していなかったから。着陸後、再び正常に動き出したのだ。この機器は目的に重要


スピリットの回復作業は続く。「スピリットはリハビリの患者。われわれは看護士だ。」ジェニファー・トロスファーはいう。


一時間に一度リセットしてしまうスピリットのコンピュータを、フラッシュメモリを使わないモードにする方法を見つけてしのいでいる。これはデジタルカメラと同じタイプのフラッシュメモリで・・・。RAMも持っているが、これは夜のスリープモードでデータを保持できない。次の計画は、火星への道程でフラッシュメモリに保存されたファイルを消すことだ。これはフラッシュメモリのファイル管理ソフトの負担を軽減させる。